ジャンボ尾崎のお別れ会、中嶋は杖歩行、アヤコは髪真っ白・・・
【2025年12月23日、プロゴルフ界の大スター・ジャンボ尾崎こと尾崎将司が亡くなった。享年78。結腸癌だった。そのお別れ会が去る3月16日に都内のホテルで行われた。往年のスターたちが多数訪れたが、その中で、中嶋常幸(71)の杖歩行、岡本綾子(74)の総白髪が、わけても報道陣の目を引いたようだ。数々のツアーを制したレジェンドたちも、年には勝てないということであろう。しかしまあ、誰にでも老いはやってくるというのに、有名人はいちいち写真まで撮られて、ずいぶん迷惑な思いをしているのではあるまいか。枯れてゆくのが人間だというのに。byもろみ五郎】
ジャンボ尾崎、享年78。男は長生きしないのか。
初老男A「結腸癌がステージⅣと診断され、それから2年もたなかったみたいだな。グラウンド整備用ローラーに轢かれても平気なくらい頑丈に見えたが、まあ、来るべき時が来たってことか」
初老男B「ステージⅣっていうのは、最悪の状態ですよねえ。さぞかし苦しかったでしょうね」
初老男A「癌には5段階あると聞いていたから、てっきり<Ⅴ>というのがあると思ってたんだが、0から始まる5段階なので、Ⅳはいちばん上なんだな」
初老男B「大腸癌で亡くなった有名人ってどのくらいいるのか検索してみたんですがね、300人以上も出てきましたよ。目についたところでは、
大島康徳 神永昭夫 衣笠祥雄 木村政彦 坂口良子 坂本龍一 島田陽子 高橋和巳 中尊寺ゆつこ C・W・ニコル ジャイアント馬場 原田芳雄 村山実 山田孝雄 山根赤鬼 横溝正史
…ううん、馬場さんも大腸癌だったのか。知らなかったですねえ」
初老男A「この選び方だけでも、スポーツ選手が6人もいる。柔道の鬼・木村政彦も、東京オリンピックの決勝でヘーシンクに敗れた神永昭夫も、プロ野球界の鉄人・衣笠も」
もろみ五郎「君たちは何の話がしたいのかね。癌は怖いなあ、ということが本記事の主題ではあるまい」
初老男B「わかってますよ、そんなこと。サイト運営者がいちいち顔出さないでくださいよ」
初老男A「まあ、何を書いてもうまくいかなかったサイトだからなあ、五郎氏も気になるんだろうな」
もろみ五郎「その通り。いちおう言っておくが、前サイト『養老院に非ず』をある程度引き継ぐ形で始めたのだからな。主題はズバリ、 <老い> だ。これを忘れぬよう頼むぞ」
初老男B「しかしなんですねえ、男ってのは長生きしないもんなんですかねえ」
初老男A「つい最近亡くなった有名人だと、仲代達矢(92)、落合信彦(84)、モーリー・ロバートソン(63)、LUNA SEAの真矢さん(56)と幅広いからな。男性の平均寿命81.09歳と比較すれば、長かったり足りなかったり、いろいろなんだが、80歳前後で亡くなるという印象が強いんだよな。固定観念ってやつかな」
初老男B「いつだったか、男性俳優の訃報のどれもそのあたりの年齢ばかりってときがありましたからねえ、よけいそういったイメージができちゃうんでしょうね」
初老男A「そうなんだよな。ざっと思い出せるだけでも、高倉健(83)菅原文太(81)児玉清(77)宇津井健(82)津川雅彦(78)。いちおう平均寿命前後ではあるんだが、『早いなあ…』って印象を受けるんだよな」
初老男B「まあ、女性が長生きしますからねえ。2025年の推計ですと、100歳以上99763人中、女性は88%の87784人。おんなの圧勝ですよ」
もろみ五郎「その通り。私が以前働いた有料老人ホームでは、90代以上のほとんど、100歳以上の全員が女性であった」
初老男A「お、五郎氏の介護職談義が始まりそうだな」
初老男B「それこそ主題から外れますからねえ、やめてくださいよ」
もろみ五郎「わかっておる。話を先に進めたまえ」
初老男A「そうだな。この章の表題に従って言えば、『平均的に見て、男は長生きしない』が結論になりそうだな」
初老男B「神様の思し召しってことですかねえ」
中嶋常幸は杖を使っていた。現在の下肢の状態や如何。
初老男A「いろいろ調べて見てるんだが、彼の足腰が今どんな状態なのか、詳しい情報が見当たらないんだよな」
初老男B「そうなんですよねえ。自身の健康を不安視したような発言はちらほら見られるんですが、実際どうなのかはわかりませんよねえ」
初老男A「杖ってのは、買えばけっこう高いんだろうな。まあ、ピンキリだとは思うが」
初老男B「中嶋くらいの成功者なら、いいもの買ったんでしょうね」
初老男A「介護保険を使えば安く借りられるようだがね。一割負担の場合、レンタル期間8~10ヶ月で購入金額を上回るそうだ(介護用品のヤマシタが運営するウェブサイト<ヤマシタ すぐきた>より)」
初老男B「まさか、かつての賞金王が一割負担ってことはないでしょ」
もろみ五郎「君たち、話題が大きくそれておるぞ。中嶋の足腰の情報はどうなったのかね」
初老男A「いや、ですからね五郎氏、情報がないんですよ」
初老男B「まあ、先に進みましょ」
岡本綾子は総白髪。今、彼女の髪はどうなっているのか。
初老男A「どうなってるも何も、出回ってる画像見りゃわかるだろって話だよな」
初老男B「白髪っていうより銀髪ですよね、アヤコさんのは」
初老男A「そうなんだよな。ああなっても可愛いよな、彼女は」
初老男B「現役時代の躍動感の名残りが、容姿の中に見られますねえ」
初老男A「老化現象をことさらにあげつらうのはやめてもらいたいもんだよな。誰だって歳取るんだから」
初老男B「同感ですねえ。昨今のネット情報見てると、『〇〇さん、70代とな思えないくらいお美しい』とか、『こんなカワイイ60代知らないワ』などと、若く見える点ばかりが高評価される。一方、今回みたいに素のままを見せたら興味本位の目を向けられるんですからね」
初老男A「まったくだ。だいたいだな、有名人ってのは、容姿も売りの一つなんだから、若作りするのは当然じゃないか。最近はタレントの賞味期限がますます短くなってるから、よけいにそとヅラ作って長持ちさせようとするんだろうな。まあ、涙ぐましい努力と言えなくもないが」
初老男B「そういう話では、何と言っても全盛期のショーン・コネリーのエピソードが輝いてますねえ。映画<007>シリーズの宣伝で来日したときですよ。記者会見の席に、何とカツラを脱いで禿げ頭で出席したんですからねえ」
初老男A「自信がなきゃできないよな、あれは。まあ、その意味で言うなら、素のままを見せた中嶋もアヤコも、自分に自信があるから堂々と姿をさらしたとも考えられるんじゃないかな。どんなに体が衰えようが、実績は輝きを失わないんだから」
まとめ
初老男B「まとめって言われても困りますがねえ。今回みたいなのをどうやってまとめればいいんですかね」
初老男A「そうだな。いちおうオチをつけるとしたら、
1)鉄人もいつか果てる。
2)つまり、生きてりゃ誰でも歳を取る。
3)それがいやなら、㈠一部の芸能人のように、なりふりかまわず若作りにいそしむべし。㈡老けぬうちに、肉体改造すべし㈢あるいは㈠㈡並行して実践すべし。
…ってところかな」
もろみ五郎「まあ、新装開店の初日の記事だからな。このへんでお茶を濁しておくとしよう」
(了)
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