老後の趣味は何がいいのか。まじめに考えてみた。

【定年を迎えたあと、いったい何をしたらいいか戸惑う人がいるという。検索すれば、定年後の趣味としておススメ記事がいろいろ出てくるであろう。だがこれからの高齢者は、一部の裕福な方々を除けば、年金と預金だけでは暮らしてゆけぬ。要するに仕事を続ける人が多いわけだ。趣味にしても、今までのおススメ内容とは違ってこよう。団塊の世代の次、昭和30年頃以降に生まれた人たちの趣味について、ここで考えてみたい。byもろみ五郎】

 

 

趣味は必要か。そもそもここから考え始めたい。

初老男A「<老後 趣味>で検索すると、出てくるのは似たりよったりの記事ばかりだ。やれガーデニングだの登山だの映画鑑賞だの、AIが瞬時に出した回答と思われるものがずらりと並んでるんだよな。記事執筆者が、老後の趣味についてどこまで真剣に考えてるのか疑わしいね」

初老男B「同感ですねえ。web情報というのは、なんとなく探す人向けのものが最前列に並びますからね。あまり深く悩んでるわけではないけど、ちょっと知りたいなあ、って感じの人には、いわゆるおススメ記事なんかがちょうどいいんでしょうね」

初老男A「そもそも趣味とは何なのか、そしてそれはすべての人に必要なのか。この視点でまずは考えてみたいんだがね。君はどう思う」

初老男B「趣味とは何かって定義をすればですね、息抜きとか気分転換とか、要は緊張をほぐして翌日以降に自分をつないでゆくための手段だと思うんですよ。栄養素で例えるなら、ビタミンやミネラルみたいなものですよね。動力源にはならないけれど、その人の存在を確かなものにするためには不可欠な行為だと思いますね」

初老男A「そうだよな。わたしなりに考えたんだが、以下の五類型だと思うんだな。

  1. 頭を使う何か。
  2. 体を使う何か。
  3. 人とつながる何か。
  4. 昔から知っていた或いはやっていたことの再挑戦・深掘り。
  5. まったく新しいことへの挑戦。

…寝るのが趣味だ、食べるのが趣味だなどと言う人もいるが、こういった日常の延長上にあることの場合、よほどそれを極めなければ趣味とは言えないだろうな」

初老男B「なるほど、確かに。上記いずれも、脳への刺激になることばかりですよね。認知症予防にもなるでしょうし、若々しさを保つのにも有効ですね」

初老男A「そうだろ。ただ、無趣味ってのもありだとわたしは思うんだよ。ひたすら働く。社員は無理でも、パートでもアルバイトでもいいから、そして一日1000円でもかまわないから、有償の労働をし続ける。これも立派な生き方だからな」

初老男B「そうですよね。老後と言えば趣味が必要ってことじゃありませんからね。まずはこのあたりの固定観念の払拭から始めたいものですね」

初老~前期高齢者の、これからの趣味は何ぞや。

初老男A「まずお断りしておきたいんだが、<前期高齢者>というのは便宜上の呼称であって、正式なものではない。要は75歳未満の高齢者を指す言葉だと解釈願いたい」

初老男B「今現在まだ働いてる人たちが多い世代ですからね。今までの高齢者世代と違って共働きが普通でしょ。男がふんぞり返っていてよかった時代の残り香を嗅いで育った人たちですけど、そうは言ってられないという厳しい現実に直面した世代でもありますよね。だから、自分でいろんなことができる男性が多いし、男に依存していない女性が多いんですよね」

初老男A「インターネットを仕事に活用した第一世代でもあるだろう。昭和30年以降の生まれで、パソコンが使えないなんて人は珍しいからね。当然、老後の趣味にもそれが影響するよな」

初老男B「そうなんですよね。PCに向かう作業なら、座ってできるし、場所を選ばないし。趣味と実益を兼ねたこともできますよねえ」

初老男A「まあ、いちばんのおススメはブログだな。それから、SNSの活用。今は情報発信の時代だからね。ネット上なら自己主張ができるだろ。老後の趣味としてはうってつけじゃないかな」

初老男B「趣味と実益を兼ねた情報発信と言えば、youtuberかブロガーか、慣れてくればアフィリエイターなんかを目指してもいいですよね。いずれも成果が出るまで時間かかりますけど、定年後の空き時間を活用するなら、細々と何年も続けるのが苦にならないでしょう。現役世代はすぐ成果出そうとしてあせりますけど、この点も高齢者向けかなって思いますねえ」

初老男A「何をやるにしても、SNSを使って今の自分をアピールするのがいいよな。SEO対策なんてとても頭を使うことだし、検索キーワードを工夫すれば言葉の勉強にもなる。現地取材を取り入れれば、旅行やウオーキングを兼ねて心身のリフレッシュにもなるだろう。つまりだな、一つの趣味をSNSにのせることによって、さまざまな応用が可能なわけだ。だから、老後の趣味その一、その二、っていうんじゃなくて、それぞれが相互につながり合い、補完し合った関係になる。これならば、頭も体も使えて社会ともつながって、さらに新しい何かにも道が開けて、複眼的で多彩な趣味が出来上がるじゃないか」

まとめ

初老男B「つまり老後の趣味ってのは、何か一つをSNSで発信することによって、多方面へと発展できるようなやり方を工夫せよってことですかね」

初老男A「そういうことだな。今までの常識で言えば趣味は旅行とかスポーツとかバラバラにとらえられていたけど、これからは意外な組み合わせというか、今までは別だったもの同士が有機的に結合して、まったく新しい世界へ導いてくれるかもしれない。固定観念を捨てることだな」

もろみ五郎「いかにも。ただ、一つだけ注意したいことがある。体は徐々に衰えてゆくのだから、それに伴って心も衰弱してしまいかねない。老後の生き方でもっとも大切なのは 好奇心 なのだ。何ごとにも興味を持つこと。ぼんやりしてないで、いろんな方面に向けてアンテナを立てるのだ。そうすれば意外な自分が見つかるかもしれぬ」

(了)

2406字

 

 

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